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【映画感想 モンスターハンター】ネルスキュラが過去最高に輝いてる…

映画「モンスターハンター」見てきたので良かったところ、微妙に感じたところなどを書いていきます。

 

 

概要

言わずとしれたCAPCOMのゲーム、「モンスターハンター」シリーズを映画化したもので、主演はミラ・ジョヴォヴィッチ、監督はポール・WS・アンダーソン。

CAPCOMのゲーム原作、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演、監督がポール・WS・アンダーソンってことで映画版「バイオハザード」を思い出しますね。

 

世界観は「モンスターハンター:ワールド」っぽい世界観をベースに、「4」とかをミックスした感じに見えました。

 

ストーリーは我々の世界のレンジャー部隊が謎の嵐に巻き込まれて気が付いたらモンハン世界に飛ばされてて、危険なモンスター達に襲われ部隊は隊長であるアルテミス(演:ミラ・ジョヴォヴィッチ)を残して全滅。

生き残ったアルテミスはハンター(演:トニー・ジャー)と出会い、次第に協力しながら強力なモンスター達と戦い元の世界に戻る方法を探す…

といった感じです。

 

良かったところ

・結構意外なモンスターが選出されてた

これはまあ単純にリオレウスディアブロスなんかはずっと出続けてるモンスターだし特に意外性はなかったけど、割と新しめのゴア・マガラやましてネルスキュラが出るとは思ってなかったのでびっくりした。

似たようなことは名探偵ピカチュウの時にも思った記憶があるけど。

 

・モンスターがちゃんと脅威的

登場したモンスターはゲームで見てるよりもサイズがかなりでかかったりタフだったりでめちゃめちゃ脅威を見せてくれたのがよかった。

終盤、リオレウスが現代兵器相手に無双してくれるのも「空の王者」ってかんじでめちゃめちゃかっこよかったし興奮した。

 

あとかつてないくらいネルスキュラがフィーチャーされてる。原作だと同時に出てくるモンスターは多くても4体くらいだけど、今作ではネルスキュラの群れが出てくる。

昼間は地中の巣に潜んで、夜になったら一気に地上に出てくるのほんと恐ろしいしこんなやつらが跋扈してる世界だとそら文明は発展しないわな()

あと原作でもある巣にぶら下がってる生物の遺体は映像化されると100倍エグいので人によっては注意。ハムナプトラみたいに人体を突き破ってちびネルスキュラがわらわら出てくるシーンもきつい人はいるかも。

 

とにかくネルスキュラの恐ろしさをこれでもかっていうくらい見せつけられる映画だった。モンハン世界に生まれ変わってもあんな死に方はしたくないなァ~


・ところどころにちりばめられた原作要素

まあ原作要素をちゃんと拾ってくれてる!と思うか、もっとちゃんと原作再現しろよ!と思うかは人によってラインが違うと思いますが、僕は満足できました。

ワールドの受付嬢や料理アイルー、大団長っぽい人たちがいたり、スリンガーがあったり、肉焼くシーンがあったり。

欲をいうなら英雄の証は流してほしかったけど。

 

・僕の中のベタなハリウッド製モンスターパニック映画の要素を全部やってくれた。

まずレンジャー部隊達の自虐的なアメリカンジョーク、肝心な時にエンジンがかからない車、一瞬で全滅する部隊…等。

別にこれが評価ポイントにならない人は多いと思うので単に好みです。

あと言葉の通じない異文化の人にチョコレートあげて打ち解けるくだりもめっちゃベタで好きです。

 

書いてて思ったけど体内に卵を産み付けてくるモンスター、言葉の通じない狩猟民族と協力して強大な敵と戦うってほぼエイリアンvsプレデターじゃん!

監督も一緒だし、ディアブロス倒すまでのパートはほぼエイリアンvsプレデターと言っても過言ではない。

 

 

あと最後に謎の黒フード男出して次回作への伏線を貼るのもハリウッド映画っぽくて好き。こういう伏線って回収されないパターンもあるのよね笑

エイリアンvsプレデター3はまだですか…?

 

ちょっと微妙だった点

・前半のハンターとの喧嘩パート

ハンターと出会ってから協力するまで思ったより時間かかった印象がある。

言葉が通じる大団長が後に出てくるならもう最初からそっちに出会うことにして、モンスターと戦うパートを増やしてほしかった。

まあでもそれしちゃうとハンターのキャラが霞んじゃうのかもしれないけど。

とはいえ見たかったのはモンスターおよびモンスターとの戦いなのであんま人間同士で戦うところを長く見せては欲しかった。

 

まとめ

ということで、総合すると大分楽しめた映画でした。

モンスターハンターへの思い入れがものすごく強い人はもしかすると物足りない部分が目につくかもしれませんが何となく昔からシリーズ遊んでるくらいの僕は大分楽しめたので、似たような人は見に行ってみてもいいかと思います。

あとはハリウッドモンスターパニック映画っぽいノリを許容できるかどうかなんかも評価の分かれ目になりそうですね。